overflowがシリーズAラウンドで3億円の資金調達を発表。プロダクト開発人材の複業転職プラットフォーム「Offers」に続く、新たな人材管理SaaSの開発を目指す。
注目される理由:キャリアの多様性が増す中、「複業」を経て転職を考える潜在転職層が増えている。新たなサービスでは、採用から評価までワンストップで管理できるという。
overflowは2017年に創業。立ち上げから3年間、ほとんどの社員が「副業・複業メンバー」だったことに気づき、Offersの着想を得る。そして2019年、「Offers」をリリースした。
OffersはSNS連携で企業からオファーが届く。スキルのスコア化やリファレンスチェックも一括ででき、採用プロセスの管理工数削減につながる。
2021年には業務提携5社、事業提携3社を発表。そのほとんどがフリーランス向けのサービスを展開する企業で、対象ユーザーのサポートを一気に広げた。
これまでに累計300社、1万人をこえるユーザーが利用するサービスとなった。採用実績件数は直近1年で前年比328%を超える。2020年に比べ、「複業転職」を採用手法に取り入れる企業は2倍以上に増加。社員の75%が複業経由の企業もあるという。
2022年に開始を目指す新たな人材管理SaaSでは、採用から評価までワンストップで管理できるという。「複業転職」を軸にした採用市場の活性化を目指す。
(記事提供元: 経済をシンプルに解説するStrainer)