FTなど大手メディアと協業のSignal AI、1億6500万ドルを調達

・Signal AIは大手メディアと契約し広範な情報源を活用している
・1억6500万ドル調達しAI技術の高度化と海外展開を推進予定
・企業や政府のリスク・レピュテーション管理を支援するプラットフォームを展開

テクノロジー AI
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FTなど大手メディアと協業のSignal AI、1億6500万ドルを調達

メディアモニタリングとリスク・レピュテーションインテリジェンスを手がける英Signal AIは、米投資会社バッテリーベンチャーズが主導する資金調達ラウンドで1億6500万ドルを調達しました。これによりバッテリーベンチャーズは過半数株主となり、既存株主のHighland Europe、Mercuri(旧Guardian Media Group Ventures)、MMC Venturesなどは少数株主として残る見込みです。

同社はフィナンシャル・タイムズ(FT)をはじめ、ニューヨーク・タイムズなど大手報道機関とライセンス契約を締結し、信頼性の高い記事データへのアクセスを確保している点が強みです。収集対象はニュースや放送コンテンツにとどまらず、ポッドキャスト、規制文書、ソーシャルメディア、さらにはTelegramやDiscordといったオルタナティブメディアにも拡大しています。これにより、企業や政府が直面するレピュテーションリスクを可視化し、迅速な意思決定を支援するプラットフォームを構築しています。


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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