メディアモニタリングとリスク・レピュテーションインテリジェンスを手がける英Signal AIは、米投資会社バッテリーベンチャーズが主導する資金調達ラウンドで1億6500万ドルを調達しました。これによりバッテリーベンチャーズは過半数株主となり、既存株主のHighland Europe、Mercuri(旧Guardian Media Group Ventures)、MMC Venturesなどは少数株主として残る見込みです。
同社はフィナンシャル・タイムズ(FT)をはじめ、ニューヨーク・タイムズなど大手報道機関とライセンス契約を締結し、信頼性の高い記事データへのアクセスを確保している点が強みです。収集対象はニュースや放送コンテンツにとどまらず、ポッドキャスト、規制文書、ソーシャルメディア、さらにはTelegramやDiscordといったオルタナティブメディアにも拡大しています。これにより、企業や政府が直面するレピュテーションリスクを可視化し、迅速な意思決定を支援するプラットフォームを構築しています。