ProRate.ai、パブリッシャーがAI検索を埋め込める新サービスを提供開始

・ProRataはAI検索技術と収益分配モデルを用いて出版社のエンゲージメントと収益化を支援している
・無料のAI検索サービスと広告プラットフォームで、出版社とユーザー双方に利益をもたらす仕組みを構築中
・資金調達と拡大計画により、AI検索市場の成長と既存メディア業界への影響を狙っている

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ProRate.ai、パブリッシャーがAI検索を埋め込める新サービスを提供開始

AI技術企業ProRataが9月5日、シリーズBラウンドで4000万ドルの資金調達を完了し、同時に新サービス「Gist Answers」の提供を開始したと発表しました。同社は2024年の設立以来、累計7500万ドル以上の資金を調達しており、今回の調達はTuring Capitalがリードインベスターを務めています。

同社のビル・グロスCEOは「検索は常に人々が知識を発見する方法を形成してきましたが、あまりにも長い間、出版社はその力を手放すことを余儀なくされてきました。Gist Answersがその力学を変え、AI検索を彼らのサイトに直接もたらし、エンゲージメントを深め、コントロールを回復し、発見への全く新しい道筋を開きます」と説明しています。

出版社にとっての収益化モデル

Gist Answersは、出版社が自社サイトに無料でAI検索機能を埋め込めるサービスです。出版社は自社コンテンツのみに基づくAI要約と推奨機能を提供するか、ProRataのネットワークに参加する700以上の出版社のコンテンツを活用することも可能です(プレスリリース)。


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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