カレンダーアプリTimeTree、韓国SKTとの提携で16億円規模の資金調達

・韓国最大手通信事業者SK Telecomをリード投資家とするシリーズFラウンドで16億円の第三者割当増資を実施
・セカンダリー取引を含めた取引総額は32億円に達し、AI技術を活用した共同開発を推進
・調達資金はAI新機能開発、海外マーケティング、人材採用に活用し、グローバル展開を加速

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カレンダーアプリTimeTree、韓国SKTとの提携で16億円規模の資金調達

カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を運営する株式会社TimeTree(は、韓国最大手の通信事業者であるSK Telecom(SKT)をリード投資家とするシリーズFラウンドの最終クローズを実施し、第三者割当増資により約16億円の資金調達を完了したと発表しました。

本ラウンドでは、既存株主による株式譲渡(セカンダリー取引)を含めた取引総額が約32億円となります。これは2025年9月8日に発表されたSK Telecomとの資本業務提携を含むラウンドの最終クローズとなり、TimeTreeはAI技術を活用した機能開発および海外展開を加速させる方針です。

投資家構成と資金調達の詳細

今回のシリーズFラウンドには、新規投資家としてSK Telecom(リード投資家)とSpotlightが参加しました。既存投資家からは、Atinum Investment、K2 Investment Partners、Mirae Asset Venture Investmentが継続して出資しています。

第三者割当増資による調達額は約16億円で、既存株主による株式譲渡と合わせた取引総額は約32億円に達します。この規模は、同社のこれまでの資金調達の中でも最大級となります。

戦略的パートナーシップの背景

TimeTreeは、グローバルで6,700万を超えるユーザーと、ユーザーが登録した130億件以上の予定データという独自のビジネス資産を保有しています。2025年1月には初の海外拠点となるTimeTree Koreaを設立し、韓国をはじめとするアジア市場での事業基盤強化を進めています。

SK Telecomは、TimeTreeが保有する予定データとユーザー基盤を、AI による新たな価値創造の基盤として高く評価しました。生成AI、AIインフラ、AI半導体など幅広い領域でグローバルに事業を展開するSK Telecomとの協業により、AI技術を活用した共同開発の推進が期待されます。

韓国拠点を起点としたグローバル展開の可能性についても両社が共感し、韓国のベンチャーキャピタル各社からも出資を受ける形で、今回のシリーズFラウンドが構成されています。

調達資金の活用計画

調達した資金は、以下の用途に活用される予定です。

AI技術を活用した新機能の開発では、既存の予定管理機能をより高度化し、ユーザーの行動選択をサポートする機能の開発を進めます。情報が溢れる現代社会において、煩雑になりがちな予定管理をより簡便にアップデートしていく方針です。

国内および韓国をはじめとする海外でのマーケティングでは、TimeTree Koreaを拠点とした韓国市場での本格展開を推進します。韓国市場での成功をモデルケースとして、他のアジア市場への展開も視野に入れています。

人材採用と組織強化では、AI技術開発や海外事業展開に必要な専門人材の確保を進めます。特に韓国拠点での現地採用を強化し、グローバル展開を支える組織体制を構築していきます。

今後の展望

TimeTreeは、一人ひとりが自身の予定情報を基点に行動を選択することをサポートし、豊かな時間を過ごせるよう支援していくことを目指しています。SK Telecomとの戦略的パートナーシップにより、AI技術を活用した新たな価値創造と、アジア市場を中心としたグローバル展開の両面で成長を加速させる計画です。

同社は2014年9月の設立以来、カレンダーシェアアプリという新しいカテゴリーを開拓し、グローバルで6,700万を超えるユーザー基盤を構築してきました。今回の資金調達により、次なる成長ステージへの基盤が整ったと言えるでしょう。

《AIbot》

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