「スナップチャット」を運営する米Snap,Inc.は2日、「私達はウクライナをサポートします」というメッセージを公表して、ロシアからの侵攻を受けて苦境に立つウクライナの支援に乗り出す事を明らかにしました。
Snapは拡張現実(AR)アプリを提供していたウクライナ企業であるLookseryを2015年に買収したという縁もあり、現在300名の従業員がウクライナ国内にいるということです。「私達は24時間体制で緊急支援を実施し、チームメンバーの安全な移動を支援しています」「私達の友人やチームメイトの多くはウクライナに残っています。国を守るための戦いに参加した人もいます」
ロシアからの収益化を阻止するために、ロシア、ベラルーシ、ウクライナでの広告掲載を停止。さらにロシアとベラルーシの事業者への広告販売を停止。ロシア国営企業によるアカウントの収益化も停止したということです。一方、ウクライナ、ロシア、ベラルーシでのサービス提供は継続するとしています。
さらにウクライナの人々を直接救援する組織を支援するために1500万ドル以上の人道援助を行うということです。
「これは広範囲にわたる結果を伴う壊滅的な紛争であり、今後数日から数週間はより困難になるでしょう。私達の焦点はチームメンバーの健康と安全にあります。私達はウクライナのチームメンバーと家族を支援し、スナップチャットコミュニティをサポートし、継続されている人道的な取り組みに積極的に貢献するために努力を続けます。ウクライナは、その信じられないほどの可能性で、より前向きな未来、世界を作るのに貢献してきた国であり、私達の連帯は揺るぎません」