欧州委員会、広告におけるグーグルとメタによる反競争的行為の可能性について調査を開始

欧州委員会は、グーグルとメタ(旧フェイスブック)のオンラインディスプレイ広告サービスに関する合意が、EUの競争規則に違反する可能性があるかどうかを評価するため、正式な反トラスト(独占禁止)調査を開始したことを発表しました。 グーグルとメタの「ジェダイ・…

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<p>Photo by Diarmuid Greene /Web Summit via Getty Images</p>

欧州委員会は、グーグルとメタ(旧フェイスブック)のオンラインディスプレイ広告サービスに関する合意が、EUの競争規則に違反する可能性があるかどうかを評価するため、正式な反トラスト(独占禁止)調査を開始したことを発表しました。

グーグルとメタの「ジェダイ・ブルー」契約

競争政策を担当するマルグレーテ・ヴェスタガー執行副社長は、多くのパブリッシャーは、消費者向けのオンラインコンテンツの資金をオンラインディスプレイ広告に依存しているとし、グーグルとメタ社が内部合意した「ジェダイ・ブルー」契約を通じて、グーグルの「Open Bidding」と競合する技術が、広告市場からの排除と弱体化の標的にされた可能性があると指摘しました。この調査によってそれが確認された場合、アドテック市場における競争を制限し、歪めることになり、競合する広告配信技術やパブリッシャー、ひいては消費者に不利益をもたらすことになると述べました。


《Kasumi Matsumoto》

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