電通デジタルがデータアーティスト社を合併 AI技術開発力を強化

株式会社電通デジタルが2023年4月1日付で、電通グループでAI(人工知能)開発をリードしてきたデータアーティスト株式会社を合併すると発表しました。

本合併は、電通デジタルを存続会社、データアーティストを消滅会社とする吸収合併方式で行われます。

電通デジタルは国内最大級のデジタルカンパニーとして、約1,100社のクライアント企業のビジネスを支援する企業です。約2,200名を超えるデジタルの専門家を擁し、世界中のテクノロジー企業やプラットフォーマー各社とのパートナーシップを強化しながら、多くのビジネス課題の解決に取り組んでいます。

同社はさらなる企業課題の解決、イノベーションの積極的創出に向けて、国内外の有力なデジタル企業とのM&Aを成長戦略のひとつとして位置づけ、今回データアーティストの合併に至ったといいます。

データアーティストはAI開発とビッグデータ分析に強みを持ち、独自のプロダクトやDX支援サービスを提供するAIカンパニー。2013年に設立され、「AIモジュール」「DX支援」「マーケティングAI」の3事業を展開。2018年に電通グループに参画し、電通グループ独自のデータマーケティングプラットフォーム「People Driven DMPR」、AIを活用してテレビ視聴率を予測し広告枠の最適運用を行う「SHAREST/RICH FLOW」など、電通グループにおける中核的なデータソリューション開発をサポートしてきました。

また、AI/データ活用による広告効果最大化のためのソリューション開発や企業DX支援などでも協業実績を重ね、2022年には電通デジタルと株式会社電通が構成する電通グループの横断組織「電通クリエイティブインテリジェンス」に参画。クリエイティブ制作プロセスへのAI活用における共同研究、プロダクト開発に注力しているとのことです。

今回の合併により、電通デジタルはAI技術開発力とビッグデータ解析を事業の中核に組み込み、クライアント企業の様々な経営課題・事業課題を解決していくとしています。また、グローバル水準の高度なIT人財の採用と育成を強化し、国内外をネットワークした人的資本経営を推進するとのことです。

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