Yahoo!ニュース、コメント投稿における電話番号設定の必須化により不適切コメントが減少

ヤフー株式会社が、日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」が提供する「Yahoo!ニュース コメント」への投稿における、携帯電話番号設定の必須化後の効果を公表しました。

不適切コメントと悪質なユーザーがともに減少

「Yahoo!ニュース」では、従来コメント投稿にあたって携帯電話番号の設定が任意だったため、「投稿停止措置」を受けた一部のユーザーが、携帯電話番号を設定していない別のYahoo! JAPAN ID(以下、ID)で不適切な投稿を繰り返すケースがみられました。

こうした抜け道を断ち、一連の不適切なコメント投稿の抑止を強化するため、2022年11月15日にコメント欄への投稿において、携帯電話番号の設定を必須化。その結果、悪質なユーザーが減少(「投稿停止措置」を受けるYahoo! JAPAN ID数が56%減少)。また、“投稿時の注意メッセージ”の表示回数が22%減少し、不適切なコメントも減少したとのことです。(数値はいずれも必須化前の10月と必須化後の12~1月平均を比較しています)

不適切なコメント投稿抑止の取り組みに効果

Yahoo!ニュースは、ユーザーがニュースに関する多様な意見を共有しあい、新たな視点を得るきっかけを創出することを目的として、2007年からコメント欄を提供。しかし、誹謗中傷など悪質な投稿が見られるようになりました。

そのため、Yahoo!ニュース」では、誹謗中傷などの内容を含む投稿を禁止し、コメントポリシーに違反投稿の具体例をわかりやすく明示するなど、不適切なコメント投稿を抑止するため、さまざまな対策を実施。また、24時間体制の専門チームによる人的なパトロールやAIにより、不適切なコメントの削除などの対策も行ってきました。

2018年6月からは、不適切なコメントを繰り返し投稿したアカウントについては、それ以降の投稿ができなくなるよう「投稿停止措置」を実施。2020年10月からは、「投稿停止措置」を受けたユーザーに対し、同ユーザーが保有する別のIDでもコメント投稿を制限するよう、対策を強化しています。

今回の投稿停止措置の徹底により、不適切な投稿を繰り返すユーザーに対するさらなる抑止効果が得られたと結論できました。

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