KADOKAWAは、2025年4月1日付で執行役および執行役員の人事異動を行うことを発表しました。新たな執行役は、アニメ・実写映像制作力の強化やグローバル展開の推進を目的として選任されています。
まず、菊池剛氏が、Chief Studio Officer(CSO)兼 スタジオ事業局 局長に就任します。菊池氏は現在Chief Anime Officer(CAO)を務めており、アニメ・実写映像事業における豊富な経験の持ち主です。アニメ・実写映像制作スタジオのさらなる制作力向上が期待されています。
また、工藤大丈氏が、新たにChief Anime Officer(CAO)兼 グローバルライツ局 局長に就任することも決定しました。営業宣伝グループ担当執行役員 兼 グローバルライツ局 局長を務めている工藤氏は出版やアニメ事業での経験を活かし、アニメ事業とライツ・MD事業のより一層の相互連携強化を行い、グローバル展開を推進する役割を担います。
氏名 | 新役職名 | 旧役職名 |
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菊池 剛 | 執行役 Chief Studio Officer(CSO) 兼 スタジオ事業局 局長 | 執行役 Chief Anime Officer(CAO) |
工藤 大丈 (新任) | 執行役 Chief Anime Officer(CAO) 兼 グローバルライツ局 局長 | 営業宣伝グループ担当執行役員 兼 グローバル |
さらに、執行役員の選任および管掌変更の予定も公開されました。
氏名 | 新役職名 | 旧役職名 |
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川金 正法 | 出版事業グループ担当執行役員 | 出版事業グループ担当執行役員 兼 出版事業推進局 局長 |
渡辺 啓之 | 出版事業グループ担当執行役員 兼 出版事業推進局 局長 | 出版事業グループ担当執行役員 |
田中 翔 | メディアミックス事業グループ担当執行役員 兼 デジタル事業グループ担当執行役員 兼 アニメ事業局 局長 | メディアミックス事業グループ担当執行役員 兼 アニメ事業局 局長 |
遠藤 徹哉 (新任) | 文芸・映像事業グループ担当執行役員 兼 文芸局 局長 兼 映像事業局 局長 | 文芸局 局長 兼 映像事業局 局長 |
吉良 浩一 (新任) | 出版事業グループ担当執行役員 兼 出版事業マネジメント局 局長 | 出版事業マネジメント局 局長 |
佐々木 健 (新任) | 営業宣伝グループ担当執行役員 兼 デジタルマーケティング局 局長 | 宣伝局 局長 |
菅谷 知紀 (新任) | 経営企画グループ担当執行役員 兼 グループ経営管理局 局長 | グループ経営管理局 局長 |
鈴木 達朗 (新任) | 経営企画グループ担当執行役員 兼 グループ経営企画局 局長 | グループ経営企画局 局長 |
藤本 絵里 (新任) | 出版事業グループ担当執行役員 兼 ビジネス生活文化局 局長 | 教養・生活文化局 局 |
KADOKAWAは「グローバル・メディアミックス with Technology」戦略を掲げており、世界中から才能を発掘して多彩なIP(知的財産)を創出し、多種多様なメディアで展開しています。今回の人事異動は、この戦略をさらに推進する狙いがあると見られます。
エンターテインメント業界の競争が激化する中で、制作力の強化や事業間の連携強化、海外展開の加速といった方針により、同社がどのような成果を上げていくのか、今後の展開が注目されます。