パブリックアフェアーズ(公共戦略コミュニケーション)のコンサルティング会社、マカイラ株式会社が26日、パブリックアフェアーズに特化したメディア『PublicAffairsJP(パブリックアフェアーズジェイピー)』と、パブリックアフェアーズに特化した人材紹介サービス『Pubcari(パブキャリ)』の提供を開始しました。
目次
今注目されるパブリックアフェアーズとは
今、企業経営に「公共との付き合い方」を再考する波が押し寄せており、技術・ビジネス・社会の変化に応じた新しい規制やルールを作っていくニーズが高まっています。政治・行政も、最先端の企業の現場の知恵を積極的に求めています。
またCSRやESG投資(環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視する投資)といった言葉が一般化し、SDGs(国連が掲げる「持続可能な開発目標:Sustainable Strategic Goals」)への協力が叫ばれるなか、企業は利益追求だけでなく社会課題解決の視点を持つことが世界的潮流となっています。ブランディング、マーケティングの面からも、NPOや行政など多様な公共的ステークホルダーとの関係の構築は必須です。
このような中、政府やNPOといった公共プレイヤーと企業の関係戦略(「非市場戦略」ともいいます)を設計し、その交渉と調整のフロントに立つのが「パブリックアフェアーズ」です。
パブリックアフェアーズの役割
- イノベーションを踏まえた新しい規制を提言したり業界ルールの調整を行ったりする「ルール形成」
- 地方創生や福祉などの現場で行政・NPOと連携プロジェクトを企画運営する「セクター間連携」
- 社会課題解決やCSRを中心に据えた企業ブランドや企業メッセージを発信する「価値主導型ブランディング」
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「PublicAffairsJP」の特徴
PublicAffairsJP は、このような新しい時代のパブリックアフェアーズの最前線を紹介するためのメディアです。パブリックアフェアーズの実務に役立つ知識や理論、業界の動向や活躍する個人のインタビュー、パブリックアフェアーズの活動や政策提言の事例など、パブリックアフェアーズの仕事に携わる人・携わりたい人にとって有益な情報を取り上げます。 パブリックアフェアーズを産業として日本に根付かせ、「社会課題解決と企業の成長が連動する」世の中を、公共・非営利・民間企業のトライセクター連携により実現することを目指します。
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「Pubcari」の特徴
Pubcari(パブキャリ)は、パブリックアフェアーズの仕事に携わる人・携わりたい人と、パブリックアフェアーズ人材を採用したい企業をつなぐ人材紹介サイトです。「パブリックアフェアーズ」「渉外」「政府渉外」「公共政策」「政策企画」「ガバメントリレーションズ」等の類似の肩書を持つ職種や、実質的にパブリックアフェアーズの仕事であれば「広報・PR」「マーケティング」など、肩書にとらわれず広く紹介します。
その他、政府・民間・NPOの三つのセクターをまたにかけて仕事をしながら社会変革を目指す「トライセクター人材」や、トライセクター間の人材流動「リボルビングドア」も応援していくとしています。