ヤフーとLINEが経営統合に向けて交渉の最終段階にあると日経新聞が報じています。また、共同通信は両社が包括提携に向けて検討を進めていると伝えています。
日経によれば、ヤフー (Zホールディングス) とLINEのそれぞれの親会社であるソフトバンクと韓国ネイバーが50%出資の会社を設立して、ヤフーとLINEを傘下に置く方式が検討されているとのこと。
Zホールディングスの2019年3月期の連結業績は売上高9547億円、営業利益1405億円。一方のLINEの2018年12月期の連結業績は売上高2071億円、営業利益161億円。時価総額はヤフーが1.8兆円、LINEが1.1兆円です。
両社ともに日本を代表するインターネット企業で、メディアを中心に多数の事業を展開。直近ではヤフー(ソフトバンク)のPaypay、LINEのLINEペイというように、決済領域に積極的な投資を行っています。経営統合が実現されれば、優良なコンシューマー向けのインターネットサービスを網羅し、一気通貫で多様なサービスを提供する事業体が誕生することになります。
ヤフーはファッションECを展開するZOZOの子会社化に向けてTOBを実施しています。豊富な資金力を活かして、今後も積極的なM&Aを展開するのではないかと見られていました。