株式会社朝日新聞社は、「自動要約生成API」を用いて短文ニュースへの要約にかけていた時間を90分から1分へ短縮したと発表しました。
今回効率化したのは、社内の編集業務であるニュースの要約です。新幹線車内の電光掲示板などに表示される、48文字以内の短文への要約と、その要約文についての10文字以内の見出し作成業務で、これまでは1日につき90分かかっていたこの業務を、APIを使用し1分以内まで短縮しました。
自動で生成されたこの要約文は、編集者の確認を経て、新幹線車内の電光掲示板などに配信されています。
このAPIは、記事本文を入力すると、さまざまなスタイルを持つ要約文を数秒のうちに複数個生成。過去30年分の朝日新聞記事のデータを元に、ディープラーニングにより、記事本文に対する要約をなるべく正しく出力できるよう学習させています。出力する要約の長さやスタイルをコントロールでき、ユーザーの指示に合わせて見出しを生成できることが特徴です。