大手広告代理店の博報堂DYホールディングスは傘下の主要3社(博報堂、大広、読売広告社)の3月の月次売上高速報を発表しました。
それによれば、4マス媒体の中では特にテレビ、新聞、雑誌の落ち込みが3社とも大きい一方で、ラジオは博報堂では増加が見られました。インターネットメディアは博報堂で+21.5%、読売広告社で+71.0%でしたが大広では-16.3%でした。
テレビ | 新聞 | 雑誌 | ラジオ | インターネット | |
博報堂 | -11.1% | -20.5% | -26.0% | +34.1% | +21.5% |
大広 | -11.4% | -33.5% | +29.1% | -28.7% | -16.3% |
読売広告社 | -45.2% | -51.5% | -6.5% | -15.0% | +71.0% |
一方で業種別の増減では、情報・通信や薬品・医療などで増加していますが、金融・保険、家電・AV機器、ゲーム・スポーツ・趣味用品などが減少しました。
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各社合計の売上高は博報堂が-5.8%、大広が-13.5%、読売広告社が-18.4%と各社とも前年を割っていて、新型コロナウイルス(Covid-19)の感染拡大の中で広告主の出稿意欲が低下していることが伺えます。