ヤフー、データ保護責任者「データ・プロテクション・オフィサー」を新設

ヤフー株式会社は、「データ・プロテクション・オフィサー(データ保護責任者 以下、DPO)」を新設し、小柳輝氏が就任したことを発表しました。 DPOは、同社が取り扱うユーザーデータの保護についての助言や、活用方法の監視等を通じて、適切なデータ活用を進めていくこ…

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ヤフー、データ保護責任者「データ・プロテクション・オフィサー」を新設

ヤフー株式会社は、「データ・プロテクション・オフィサー(データ保護責任者 以下、DPO)」を新設し、小柳輝氏が就任したことを発表しました。

DPOは、同社が取り扱うユーザーデータの保護についての助言や、活用方法の監視等を通じて、適切なデータ活用を進めていくことを目的に新設しました。データ保護を独立性をもって監督する役割を担います。

同社は今後、一歩間違えればユーザーの期待を裏切ったり、不安を招いたりしてしまう可能性があるデータの活用について、全社員がより高い意識を持ち、利用方法やその伝え方を検討していきくと発表。DPOは、その先頭に立つ「データプライバシーの番人」として新設されました。パーソナルデータを中心としたさまざまなデータを監督し、ユーザーの声や有識者の意見に向き合い、さまざまな利便性を提供するために尽力していくとのことです。

DPO新設の背景

同社では、ユーザーがYahoo!JAPANのサービスを利用して生まれたデータはユーザーのものであり、ユーザーのプライバシー保護とそのための情報セキュリティ対策を行う必要があると考え、プライバシーポリシーに加えて「プライバシーセンター」を設け、ユーザーデータに関する考え方や活用方法をわかりやすく説明しています。また、データの利用、ガバナンスを管轄するチーフ・データ・オフィサー(CDO)の設置、データ活用に関する有識者会議の設置も実施しています。

近年、データ活用の重要性が増すとともに、データが安全に守られていること、期待に反するような利用をしないこと、ユーザーへ説明して理解してもらうことなどへの重要性も高まっているため、DPOの設置を決定しました。

DPO 小柳輝氏の略歴

2003年にヤフー入社し、2013年に官民人事交流制度により経済産業省に入省。データ活用促進にかかる政策や個人情報保護法改正を見据えた政策の立案・実施などに携わった後、2015年にヤフーに戻り、2016年施行の改正個人情報保護法に向けたプライバシーポリシーの改定などに携わりました。

《s.m》

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