おはようございます、Media Innovationの多賀です。「わたしはロボットではありません」ということを証明するための「CAPTCHA」テストの初期開発者へのインタビューがありました(日本語訳はこちらを参照)。「ロボット」によるテストの分析が進み、いたちごっこのように難易度が上がっていったそうです。個人的には、歪んだアルファベットを読み取るテストが苦手です・・・。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
5月19日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
有料メディアの増加が、新たな「エコーチェンバー」を生みだそうとしている (WIRED)
多くのメディアがサブスクリプションモデルへ移行し、メディアの有料化が進んでいった場合に懸念される新たな問題点を指摘した記事です。情報源やコミュニティが偏ることで、誤った情報や過激な思想が増幅してしまう「エコーチェンバー」現象は、多くがソーシャルメディアのパーソナライズアルゴリズムにおいて指摘されています。しかし有料メディアが当たり前になれば、読者が限られた予算の制約のなかで選択した少数のメディア、あるいはお金を払おうとしない(払えない)読者が触れる無料のメディアがエコーチェンバーを引き起こしてしまうことが懸念されるとしています。
インターネットメディアに蔓延る、誇大広告に関して思うこと。 (西舘亜希子 note)
ネイティブ広告ネットワーク「popIn Discovery」は、誇大広告・差別的広告を配信停止するべく、広告審査基準を引き上げることを発表しました。サービスを提供するpopIn株式会社の取締役である西舘氏は、該当する広告は案件のシェア率も高く、「苦渋の決断」だったものの、「メディアは読者のためにある」という考えに基づいて今回の決断に至ったといいます。
若年層に広がる「能動でも受動でもないニュース受容」天野彬 (スマートニュース メディア研究所)
ワーナーメディアとディスカバリーの合併には年間30億ドルのコスト削減効果…それは多くの場合、人員削減を意味する (Business Insider)
ソフトバンクなど「空飛ぶ基地局」実現へ 太陽光発電動力に成層圏から広範囲に電波、法整備に課題も (ITMedia)
ヘイトでアプリストアから削除された「Parler」、App Storeに復活 (ITMedia)
朝日新聞、デジタルマガジン「&」をリブランディング 会員機能の追加や広告メニューの新設も (MarkeZine)
脱Cookieはスマホシフト並みの大転換/フェイスブック社・サイバーエージェントと理解を深める:1 (MarkeZine)
動画配信プラットフォームの世界的大手 ブライトコーブ 発表会から読み解く動画市場の最新トレンド (シンクアド)
世界の有料テレビの収益は今後5年間で300億ドル減の見込み (DigitalTV 英文)
5月19日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
【5/26日開催】熱いコミュニティの作り方・・・NewsPicks、LIPS、講談社、琉球アスティーダ登壇
毎月恒例のオンラインイベント、今月は「熱いコミュニティの作り方」と題し、メディアのコミュニティ形成・運営を取り上げます。コミュニティに力を入れるメディアの方々にご登壇いただき、ユーザーとともにコミュニティを作り上げていくにはどうすればいいのかを深掘りしていきます。
独アクセル・シュプリンガーが記事対価についてフェイスブックと合意「公平な関係になった」【会員限定】
「Bild(ビルト)」や「Insider(インサイダー)」を発行するアクセル・シュプリンガーは、当初はフェイスブックとの契約を拒否していましたが、2か月を経て合意に至りました。
予算縮小にも関わらず、テレビ・ラジオが発信するローカルニュースが増加・・・2020年の米国調査【会員限定】
米大手メディア2社、ワーナーメディアとディスカバリーが経営統合へ・・・動画ストリーミングサービスを強化【会員限定】
◆ ◆ ◆
本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
Media Innovation Guildに登録していただければ、「Media Innovation Newsletter Daily Edition」が毎朝メールボックスに届きます。