米国の教育サービス大手で、教科書出版社でもある米McGraw-Hill Educaition(マグロウヒル・エデュケーション)が、プライベート・エクイティファンドのPlatinum Equityに買収されることとなりました。取引金額は45億ドル。売却は、規制当局の承認などを条件として、今年の夏に完了する予定です。
McGraw-Hill Educationは、学校向けを中心とした教育ビジネスの総合企業。Ruediger Wischenbart Content and Consultingの調査による2020年の「世界出版社ランキング」(2019年売上で作成)によると、売上は15億7100万ドルで全出版社中12位、教育出版ではElsevierに次ぐ2位に位置する大手企業です。コンテンツ制作から評価システム、トレーニング、教育プラットフォームの開発などを主力事業とし、約250,000人の高等教育インストラクター、13,000人の幼稚園から12年生の学区の教室に提供しています。事業は、世界130カ国で展開中です。