LINEヤフーは2026年5月14日、カカクコムに対し、同社の非公開化を含む資本政策の提案書を提出したと発表しました。ベインキャピタル・プライベート・エクイティ・LPが投資助言を行う投資ファンドおよびそのグループと共同での提案です。
カカクコムに対しては13日に投資ファンドのEQT系特別目的会社であるKamgras 1株式会社が1株あたり3,000円でTOBを発表し、会社側も賛同していますが、14日の終値では株価が3,400円となるなど、対抗TOBの可能性を睨み、高い水準での取引が続いています。
LINEヤフーは、戦略的M&Aを重要な成長戦略の一つと位置付けています。生成AIの台頭に伴う変革期において、カカクコムの事業、圧倒的なデータ、高頻度なCV接点に高い戦略的価値があると説明しています。
提案では、カカクコムの株式および新株予約権を対象とした現金対価の公開買付けを行い、その後のスクイーズアウト手続きで全株式を取得する想定です。これにより、カカクコム株式の非公開化を提案しています。
LINEヤフーらは、5月7日付の提案書で、公開情報を前提に公開買付価格を1株3,000円と想定していました。その後、5月13日付の再提案では、想定公開買付価格を1株3,232円に引き上げています。
価格引き上げは、Kamgras 1株式会社が2026年5月13日に提出した公開買付届出書で示した、カカクコム株式の非公開化ストラクチャーを精査したことを前提としています。最終的なストラクチャーや提案価格は、今後のデュー・ディリジェンスを踏まえて改めて提案するとしています。
LINEヤフーは、本提案書について、別途法的に有効な書面による合意などがなされない限り、法的拘束力を有しないと説明しています。今後もカカクコムとの対話を深め、事業シナジー創出の実現可能性などを検討するとしています。
カカクコムも同日、LINEヤフーの発表を受けてコメントを公表しました。同社は提案書を受領したことは事実だとしたうえで、内容を検討していく予定だと説明しています。

