英メディア業界誌 プレス・ガゼット(Press Gazette)は、AAM(Alliance for Audited Media:米国のメディア同盟)が調査したデータを基に、米国の雑誌発行部数ランキングを発表しました。米国の大手雑誌はパンデミック中も発行部数の95%を維持していたこと、そしてデジタル版への移行は進んでいるものの、紙媒体が依然として大多数を占めていることがわかりました。
ランキング上位50社の平均を見ると、紙媒体の定期購読部数は過去2年間で1億2500万部から1億1600万部へと7%減少し、単体での売上は2019年上半期の320万部から今年上半期の280万部へと11%減少しています。また、Apple News+などのアグリゲーションメディアを通じた雑誌の読者を含むデジタル購読部数は、430万部から730万部へと70%増となっています。