オーストラリアの最高裁判所は、Googleは、検索エンジンの検索結果にリンクしているウェブサイトの出版社ではないとする判決を下しました。またメルボルン高裁の控訴審では、Googleは、日刊紙『The Age』の中傷記事の発行者ではなく、記事へのハイパーリンクを提供するだけの検索エンジンであると判断しました。
1998年から2010年にかけて、メルボルンでは大きなギャングの抗争があり、それらのギャングのお抱え弁護士だったジョージ・デフテロスは2004年、ギャングのリーダーとの共謀による殺人罪で逮捕されました。早速翌日の地元の日刊紙『The Age』が中傷記事を書いて、この記事がGoogleの検索結果として目立つリンクをされたのがこの裁判の始まりです。