英国のニュースメディア協会(NMA)は、サリー大学のサリー・センター・オブ・デジタル・エコノミーのディレクターであるアナベル・ガワー教授による新しいレポートを発表し、グーグルが提供するトラフィックに関して、パブリッシャーに還元する収益は年間7500万ポンド以下である(英国Googleの広告収入が100億ポンド以上と推定されるのに対して)と推定しました。
次いで、ガワー氏は、グーグルが2019年に発表したDeloitteのレポートを引用し、2018年の英国のパブリッシャーへの全ウェブトラフィックの総額が5億ポンド、全紹介トラフィックの総額が3億7000万ポンドの収益を生んでいると推定しましたが、ガワー氏は、グーグルがこの数字だけを引用して「報道機関への貢献度を表すことは誤解を招き、誇張された推定値を提供してしまう」との主張しました。