世界ニュース出版社協会(WAN-IFRA)とSCHICKLER Consultingは、5月25日、ニュースパブリッシャーがGenerative AI(生成型AI)を利用する上で、現時点の立ち位置を示す最新の調査を公表しました。
ニュースメディア業界は、Generative AI(生成型AI)がジャーナリズムにとって、一部で懸念されているように、AIがジャーナリストの職を脅かすと考える人は少なくなっているようですが、ニュース業界の幹部は、情報の正確性や剽窃、データのプライバシーについて懸念しています。
そういった業界の状況を把握するため、今年の4月下旬から5月上旬にかけて、ジャーナリストや編集長などの報道関係者のグローバルコミュニティに対して、ニュースルームでのGenerative AIツールの使用状況について調査を行いました。その結果は、5つのインパクトに象徴されるということです。
目次
あなたのニュースルームで生成型AIを週に一度は使っているに違いないジャーナリストは何割いると思いますか?
まず第一に既に自分の職場(ニュースルーム)において、ジャーナリストが生成型AIの活用をしていると考えている人が7割に達しています。実際に使っている数字も次のアンケート項目の通り高い数字です。