視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社が、「新聞社ニュースサイト」ジャンルの利用状況を発表しました。
この調査は、2023年3月のニールセンデジタルコンテンツ視聴率Monthly Totalレポートを基に行われました。
目次
「新聞社ニュースサイト」のトータルデジタルで月間利用者数が最も多かったのは「Yomiuri Shimbun Online」で1,600万人

国内の新聞社が運営するニュースサイト(スポーツニュースサイトを除く)ジャンルにおいて、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルの利用者が最も多かったのは「Yomiuri Shimbun Online」で、利用者数は1,613万人でした。
2位は「ASAHI SHIMBUN DIGITAL」の1,403万人。また、月平均利用回数では、「Nihon Keizai Shimbun」が10回で最も多い結果となりました。
上位5サービスの性年代別ターゲットGRP(TARP)は男性35-49歳が最多

「新聞社ニュースサイト」ジャンルにおける利用者数上位5サイトを合計したターゲットGRP(TARP)を性年代別に見たところ、男性35-49歳で最も高く、468%となっていました。次いで男性50歳以上が424%、男性18-34歳が339%という結果となり、どの年代でも男性のほうが多いことがわかりました。(図表2)。
ターゲットGRP(TARP)の最も高い男性35-49歳の月平均利用回数は「Nihon Keizai Shimbun」が最多で、月19回

ターゲットGRP(TARP)が最も高かった男性35-49歳の利用状況をサービス別に見ると、利用者数では全年代の結果と同様、「Yomiuri Shimbun Online」(202万人)が最も多く、「ASAHI SHIMBUN DIGITAL」(194万人)が続きました。
一方、平均利用回数では「Nihon Keizai Shimbun」が月平均19回で最も多く、GRPにおいても256%と、最も高い結果となりました(図表3)。
本調査の結果、ニールセンデジタル社は「スマートフォンをはじめとするデジタル媒体でニュース情報を収集する行動が全年代で浸透している」とした上で、35-49歳を比較すると、利用者数の順位は同じでもターゲットGRP(TARP)で順位が異なるなどの違いがみられると分析。「より効果的な広告コミュニケーション戦略を立てるためには、媒体の利用者数だけでなく、月平均利用回数やターゲットGRPなどの指標も考慮した上で、キャンペーン目的に合致したメディアを選ぶことが重要である」と報告しました。