「週刊文春」の「寄付プラン」、開始3週間で270万円を超える寄付 寄付者対象のサポーターズ・ミーティングも開催へ

「週刊文春」が、8月に始めた「寄付プラン」開始後約3週間で、270万円を超える寄付があったと公表しました。

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「週刊文春」の「寄付プラン」、開始3週間で270万円を超える寄付 寄付者対象のサポーターズ・ミーティングも開催へ
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「週刊文春」が、8月に始めた「寄付プラン」開始後約3週間で、270万円を超える寄付があったと公表しました。

同誌は、「新聞やテレビが報じない真実を報じる」というスタンスを貫くことで、スクープが大きな話題となることが増えており、長期間にわたるキャンペーン報道を通じて、読者からの応援の声に合わせて、取材費寄付の申し出をもらう機会が増えたといいます。一方、調査報道は、時に10人を超すチームが動き、全国や海外に取材に行き、長い時には1週間、2週間と張り込みを続けるなど、莫大なコストがかかるといいます。現在、多くのメディアが取材費の問題に直面しており、実際に電話取材だけで済ませるよう言われる記者がいたり、本格的な調査報道を断念せざるを得ない媒体も増えています。

同誌は、週刊文春の存在を認め続けてもらえるよう調査報道を続けたいと考え、「週刊文春電子版」で、取材費として活用する「寄付プラン」を設けました。プラン設定のきっかけは、「週刊文春電子版」のコンテンツディレクターで、文化放送のラジオ番組「おはよう寺ちゃん」や、電子版で展開する文春記者トークの司会も担当も務める村井弦さんで、竹田聖編集長は当初、寄付を募ることで経営状態を疑われると思われると考えましたが、欧米メディアの電子版が、寄付を募って成功している例を見て、日本のメディアでいち早くチャレンジをしてみたいと考えたといいます。顕著な成功例として、英紙ガーディアンが一時、危機にあったものの、寄付で収支が劇的に改善し、数年前に黒字化を実現。週刊文春に対して実際に、「雑誌を何冊も買って応援したい」、「取材費として寄付をしたい」などの読者の声があることから、受け皿となる仕組みを作りたいと始めました。

「寄付プラン」は、開始から約2週間で約50名から約20万円の寄付を、約3週間で、1500円プラン98人、3000円プラン70人、5000円プラン100人、5000円以上任意の額が40人。延べ300人を超える方から合計270万1006円の寄付があり、ひとりで10万円、20万円、100万円という方もあり、寄付者からの応援メッセージには大きなパワーをもらったといいます。

同誌は寄せられた寄付をリモートでは対応できない取材と徹底的な「裏取り」のために、活用するのに合わせて、音声番組「文春記者トーク」という音声番組や、動画イベントを通して、文春記者が読者の皆様に直接思いを伝えることの大切さを感じたとしており、10月7日、寄付者を対象に「週刊文春」としては初の「文春サポーターズ・ミーティング」(仮称)を開催するとしています。

《Nakashima Takeharu》

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Nakashima Takeharu

Nakashima Takeharu

「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

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