バズフィード、減収・赤字転落でも「ダイレクト訪問」が主力に GenZとの関係強化で立て直し図る

・バズフィードは減収・赤字もダイレクト訪問が63%に増加し依存脱却を進める
・若年層の滞在時間が増加し、GenZ・ミレニアル層との関係強化に成功
・コンテンツIPやスタジオ事業を強化し、広告依存からの脱却と長期成長を目指す

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バズフィード、減収・赤字転落でも「ダイレクト訪問」が主力に GenZとの関係強化で立て直し図る

米バズフィード(BuzzFeed, Inc.)が11月6日に発表した2025年7~9月期(Q3)の決算は、売上減少と赤字転落という厳しい内容になりました。一方で、同社がここ数年掲げてきた「プラットフォーム依存からの脱却」は着実に前進しており、BuzzFeed.comのトラフィックの63%がダイレクト訪問・自社内回遊・アプリ利用に移行したことが明らかになりました。

ジョナ・ペレッティCEOは投資家向けレターで「Gen Zとミレニアル世代との関係を深めながら、ダイレクトオーディエンス向けの新プロダクト開発に自ら時間を費やしている」と述べ、23年の大規模リストラとニュース事業の縮小を経て、「直接つながるファン」を軸にした再構築を進めていることを強調しています。

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《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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