Media Innovationでは毎年恒例の年末年始企画として、メディア業界の様々な方に、2023年の振り返りと、2024年の展望について寄稿いただきました。良いことあり、辛いことあり、という一年間の後に、どんな飛躍が待っているか、皆さんからのメッセージを順次公開していきますので、お楽しみに。
浜崎正己（はまさきまさき）
株式会社メディアインキュベート 代表取締役社長 / KODANSHAtech合同会社 Relational Director / 琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 サロン・ピッチ担当
大学の学士がメディアで、ジャーナリストを志す。日刊ゲンダイのWEBディレクター経験を経て、複数のメディアに従事し、2016年に起業。携わったメディアは大小様々50以上で、主にマスメディアの中でDX、新規事業を支援。出版社のCFO、PR会社、長瀬次英氏とのコミュニティ会社など複数社の役員になり、2019年には「Media Innovation」の立ち上げと運営に携わり、2020年にはKODANSHAtech合同会社に入社。メディアを起点に新事業創造を一貫して志し、2024年には琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社にもジョイン。
2023年はどんな仕事に取り組みましたか?
①アスリートやインフルエンサーとのコラボ作品作り
②メディア付随のB2B事業の立ち上げのためのコミュニティ創出とイベント運営
③マーケティングリサーチサービスの構築やメディア資産を活用したマッチング
などに取り組みました。自らが主体者となって、チャレンジしていく。メディアの知見を活用した事業創造に挑むことを意識しました。
「講談社メディア・コミュニティ・ラボ」のメンバーにもなり、大手メディアのダイナミズムも感じています。
2023年一番注目した出来事は何だったでしょうか?
BreakingDownなどを展開する溝口勇児さんの書籍発売でしょうか。SNSを駆使してムーブメントを作り出す。かつ、最近発表された映画など、メディアミックスの戦略が本当に凄いなと思いました。
また、博報堂グループで運営されているWellulu （ウェルル）もすごく気になりました。メディアを起点に大学関係者や、専門家の方々と関係構築を果たし、事業創造に取り組まれています。
広告と芸能のハイブリットエージェンシーを掲げるFOR YOUも注視しています。こうした融合した事業モデルがこれからも増えるのではないかと感じています。
メディア業界で今後の焦点となりそうな事は何だと思いますか?
メディアに限らず、環境変化に対応し、開いたチャンスを掴み取る。ここは、業種、業態関係ないのかなと思いました。特にメディア業界で焦点になりそうなことは、何か変化があった時に、そこに対応するのか、もしくはないものとするのか。
はたまた、そこに対抗できるくらいの大きな新しい巻き込みと渦を作るのか。そうしたことができるか、どうかが、生き残りに大きく関連しそうだなと感じています。
2024年への意気込みを聞かせてください
私自身も新しいチャレンジとして、日本のスポーツチームとして唯一上場している琉球アスティーダスポーツクラブにジョインしました。
スタートアップ、投資家、新規事業担当者が沖縄に集うカンファレンスも開催しており、メディアのB2Bビジネスを先取っているように思います。
月額5万円や10万円で、経営者だけが入れるサロンも物凄い勢いで伸びています。こうした事例がもっとメディアの中でも増えて欲しいなと感じています。
昨年の記事がこのような形になるとは思ってもみませんでしたが、自らが必要としてもらえる場で、精一杯頑張ろうと思います。
