TBSテレビは11月1日、元PIVOT株式会社執行役員の竹下隆一郎氏を特任執行役員に選任したことを発表しました。竹下氏は同時に、TBSとブルームバーグ・メディアの共同ブランドによるニュースサービス「TBS CROSS DIG with Bloomberg」のチーフコンテンツオフィサー(CCO)にも就任します。
竹下氏は、朝日新聞社の経済部記者や、ハフィントンポスト日本版編集長を歴任し、PIVOTでは執行役員およびチーフ・グローバルエディターとして創業期から成長期におけるグロースに大きく貢献してきました。デジタルメディアの運営で手腕を発揮してきた経験を活かし、新たな役職で活躍が期待されています。
「TBS CROSS DIG with Bloomberg」は、TBSとブルームバーグ・メディアのパートナーシップから誕生した共同サービスで、10月15日にスタートしました。このサービスでは、TBS独自の動画や記事、ブルームバーグの厳選された日本語記事および動画コンテンツを毎日配信しています。
竹下氏は新たな役職について、「グローバルなメディアをビジネスとしても成長させ、世界に貢献する決意で就任いたします」とコメントしています。また、「世界と日本の問題を同じテーブルで考えて、語る場にしていきます」と抱負を語りました。
TBSテレビは、竹下氏の起用により、デジタル時代に即した映像作りのための人材育成や、国際社会の先頭を行く新しいタイプのインターネット番組や記事の制作を目指しています。グローバルな視点と日本のメディアとしての強みを融合させ、世界に通用するコンテンツの制作と発信を目指す姿勢が伺えます。
この人事は、メディア業界のデジタル化とグローバル化が加速する中で、TBSテレビが新たな戦略を打ち出したものと見られます。竹下氏の国際的な経験と、デジタルメディアでの実績が、TBSの今後のコンテンツ戦略にどのような影響を与えるか、注目されます。