書籍をAI学習に活用、出版大手ハーパーコリンズがマイクロソフトとAIトレーニング契約を締結

・ハーパーコリンズがマイクロソフトと契約
・著者への報酬や権利保護が含まれる
・作家から懸念の声も上がっている

テクノロジー AI
Photo by Richard Baker / In Pictures via Getty Images

出版大手のハーパーコリンズ社が、自社が保有するノンフィクション書籍をAIの学習データとして提供する契約を結んでいたことが明らかになりました。ブルームバーグの報道によると、契約の相手先は米マイクロソフトで、同社が開発中の新たなAIモデルの学習に使用される予定とのことです。

この契約では、著者に対して1タイトルあたり2,500ドル(約37万円)を支払い、3年間のライセンス使用権を得る内容となっています。また、著作物のクレジット表示や、AI応答における原文の引用制限などの保護条項も含まれています。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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