TOW(テー・オー・ダブリュー)は、ソーシャルメディアやデジタルコンテンツの企画および制作、運用を手掛けてきたQetic(ケティック)の株式を取得し、連結子会社化したことを発表しました。「新しい時代の体験を創る」というパーパスの実現に向けて、TOWグループはQeticの持つカルチャーへの深い造詣やキャスティング力をクライアント支援に活用します。
Qeticは2010年に設立された企業で、音楽やアートなどのカルチャー分野に高い専門性とネットワークを有するとともに、SNSやWebコンテンツの企画制作・運用に強みを持っています。同社は、運営するWebメディア「QETIC」を通じて培ったユーザー解析やコンテンツ制作のノウハウを活かして、企業・ブランド向けの共感性の高いコンテンツ企画制作やオウンドメディアの構築・運用支援を行ってきました。
TOWは、自社の強みであるイベント・プロモーションのプランニング・プロデュース力に、Qeticのカルチャーへの深い理解やデジタルコンテンツ制作力を合わせることで提供するサービスの価値をさらに高められると考え、子会社化を決定しました。
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Qeticの子会社化により、TOWグループは統合プロモーションが生み出す体験価値をさらに高め、クライアントの事業成長への一層の貢献を目指す方針です。デジタルコンテンツ制作やSNS運用の強化により、新たな顧客層の開拓や既存顧客へのサービス拡充も期待されます。
今回の買収は、デジタル化が進む広告・プロモーション業界において、リアルとデジタルを融合させた新しい体験の創出を目指すTOWの戦略的な動きと言えるでしょう。今後、両社のシナジー効果がどのように発揮されていくのか、注目されます。