GMOインターネットは3月13日、同社が提供するAI画像生成サービス「ConoHa AI Canvas」に、高度なカスタマイズが可能なビジュアル型GUIツール「ComfyUI」を導入すると発表しました。これにより、ユーザーはより自由度の高いAI画像生成が可能になります。
「ConoHa AI Canvas」は、Stability AI社の最新画像生成AI「Stable Diffusion XL（SDXL）」をWebブラウザ上で利用できるサービスです。今回のComfyUI導入によって自由度が高まり、画像生成に必要な各機能を視覚的に配置し、組み合わせてワークフローを構築するAI画像生成が可能となります。
ComfyUIは、「Stable Diffusion」を簡単に操作できるビジュアル型のGUIツールです。画像生成に必要な機能を「ノード」と呼ばれる1つのブロックとして視覚的に配置し、さまざまなブロックを線でつなぐようなインターフェースを持ちます。これにより、複雑な画像生成のプロセスを視覚的に整理して、直感的に設定、生成を実行できるのが特徴です。
従来のAUTOMATIC1111と比較すると、ComfyUIはより自由度が高く、中級者から上級者向けの機能を提供します。一方、AUTOMATIC1111は初心者にも使いやすい階層的なUIを持っています。
GMOインターネットは、今回の導入に合わせて2025年3月1日から料金プランも改定しました。月額1,100円（税込）のエントリープランでは、最大10時間までWebUIを利用できるほか、より長時間の利用が可能な上位プランも用意しています。
「ConoHa AI Canvas」は、専門知識や高性能なPC環境がなくても、誰でも簡単な操作で高品質な画像生成が可能なサービスです。生成枚数や画風などの機能制限がなく、自由にカスタマイズが可能で、回数制限なしで何度でも繰り返し生成ができます。
AI画像生成技術の進化により、クリエイティブ業界に大きな変革がもたらされています。GMOインターネットの今回の取り組みは、より多くのユーザーに高度なAI画像生成技術へのアクセスを提供し、クリエイティブな表現の可能性を広げることが期待されます。
今後も、AI技術の発展とともに、より使いやすく、高度な機能を持つAI画像生成サービスの登場が予想されます。ユーザーのニーズに合わせた柔軟なサービス展開が、この分野での競争力を左右する重要な要素となりそうです。
