クローバーラボは、ポイ活アプリ「Bonus」において、テレビCM音声検出と簡単なアンケート回答による即時インセンティブ配布型プロモーションの実証実験を開始すると発表しました。実証は、5月1日から7月10日にかけて行う予定です。
本取り組みでは、ユーザーがテレビで流れる映画予告CMを視聴したことをアプリが自動で音声検出し、数タップで完了する簡単なアンケートに回答すると、イオンシネマで使用できる「映画鑑賞クーポン」をすぐに配布します。
今回の取り組みでは、テレビ広告を通じて認知を獲得するだけでなく、即時に行動を誘導することを目指しています。テレビCMは強力なリーチメディアであり、「認知獲得」には強みがあるものの、広告効果の検証や広告接触後の「行動誘発」には課題を抱えてきました。
こうした背景を踏まえ、テレビCM接触後に簡単なアクションを通じてクーポンを配布し、ユーザー行動を促進できる広告体験モデルの実証に着手しました。
本キャンペーンの特徴として、テレビCM音声に反応してクーポン配布を行うこと、視聴スタイルを変えることなく「ながら」で参加可能であることが挙げられます。これにより、テレビ広告の反応率・行動誘導力を飛躍的に高める可能性を秘めています。
さらに、テレビCMに接触したユーザーや、クーポン利用者を可視化できるため、広告主にとっては明確な効果測定が可能となり、今後のマーケティング戦略立案に示唆を与える取り組みです。
クローバーラボは、映画領域だけでなく、食品、家電、エンタメ等、様々な商品・サービスへの展開を見据えて実証を進めています。さらにYoutube広告やラジオ広告を視聴・聴取するだけでクーポンを配布できるような取り組みも検討しているとのことです。
同社はポイ活アプリ「Bonus」の事業において、企業と生活者をつなぐ新たなコミュニケーションモデルの確立を目指し、より多様な広告体験を創出していく方針です。