BBCがPerplexityに法的措置を警告、アップルによる買収検討も報じられる

・BBCがPerplexityに対しコンテンツ訓練差止と補償を求め法的措置を警告
・AppleがPerplexity買収を検討、巨大資金と戦略的動きで注目集める
・メディアとAI企業の対立や買収競争が激化し、業界の未来が揺れている

テクノロジー AI
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BBCがPerplexityに法的措置を警告、アップルによる買収検討も報じられる

AI技術の急速な普及により、メディア企業とAI企業の間で新たな緊張関係が生まれています。世界最大級の報道機関であるBBCが、米国のAI企業Perplexityに対して法的措置を警告したことは、業界にとって重要な転換点となりそうです(BBC自身の報道)。

BBCは、サンフランシスコに拠点を置くPerplexity AIのアラビンド・スリニバス最高経営責任者に書簡を送付し、同社のモデルが「BBCのコンテンツを使用して訓練されている」証拠を収集したと通告。AIモデル訓練のためのBBCコンテンツのスクレイピング停止と、保有する素材の削除、または「金銭的補償の提案」を求めています。

一方、Perplexityは「BBCの主張は操作的で機会主義的であり、技術、インターネット、知的財産法について根本的な誤解がある」と反論しています。

政府のAI政策への業界の危機感


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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