テレビ朝日ホールディングスは、シンプレクス・キャピタル・インベストメントと共同で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「EX Innovation Fund 1号」を設立したと発表しました。
同ファンドの規模は50億円、運用期間は10年間となります。主な投資領域は、コンテンツやテクノロジー領域を中心に、エンターテインメントの可能性を拡張するスタートアップ企業です。対象ステージはアーリーからエクスパンションを中心に、幅広い成長ステージのスタートアップ企業を想定しています。
テレビ朝日グループは「夢や希望を持ち続けられる社会」の実現に向けて、「すべての価値の源泉はコンテンツにある」という基本理念のもと、新しい時代に向けた進化を加速させています。これまでにもスタートアップ企業との資本業務提携などにより、新たなビジネスアイデアがエンターテインメントの可能性を広げる事例を重ねてきました。同社は今回のファンド設立について、テレビという枠を超えて、スタートアップ企業と共に挑戦する姿勢を示しています。
同グループは、新規事業領域の拡大と既存事業の発展に向けたM&Aやスタートアップ投資を強化することを目的に「投資戦略部」を新たに設置しました。CVCやオープンイノベーションを推進するチームを発足し、出資だけに留まらず、スタートアップ企業との事業連携や支援体制を強化していくとしています。