ベクトルは、同社が運営するスタートアップ企業向け動画型メディア「ベンチャーTV」の掲載企業数が700社を突破したことを発表しました。
ベンチャーTVは、2023年11月にローンチされた有望なスタートアップ企業の情報を集約している動画メディアです。企業社長や大手企業のオープンイノベーション部門、VC、CVC、個人投資家などに閲覧され、スタートアップ企業と投資家のマッチングに貢献しています。
また、今回、新機能として「ピックアップニュース」が追加されました。本機能により、その日の資金調達情報や投資関連の注目トピックスが一目で分かるようになりました。
ベクトルは、これまで約200社のスタートアップ企業に出資した経験から、スタートアップ企業が抱える課題を把握しています。主に営業・アライアンス、ファイナンス、PR、採用、コミュニティの5つの悩みに大別されるとしています。ベクトルは、投資家とのマッチングのほか、ノウハウを活かしてスタートアップ企業に広報の支援も提供しています。
ベンチャーTVのサービスは、政府が掲げるスタートアップへの年間投資額目標を背景として立ち上げられました。政府は現在の約8000億円から2027年度に10兆円規模へ拡大することを目指しています。ベクトルグループが持つ2000社以上の顧客基盤や人的ネットワークを活用することにより、ベンチャーTVはスタートアップ企業が事業に集中できるエコシステムの構築を図っています。
今後は、グループ会社であるPRTIMESが広報業務におけるインフラツールというポジションを築いたように、「スタートアップ社長のインフラサービス」を目指す方針です。スタートアップ企業の成長を、動画により支援するベンチャーTVのさらなる拡大が注目されます。