YouTuber集団から複数の事業立ち上げに成功、そしてベンチャーキャピタルに参入した英国の「Sideman」とは何者か?

・YouTube集団「Sidemen」がベンチャーキャピタルに参入し事業拡大中
・2500万ドルのファンド「Upside VC」で高成長スタートアップに投資
・クリエイターと企業の影響力が新たな競争優位性として浮上中

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YouTuber集団から複数の事業立ち上げに成功、そしてベンチャーキャピタルに参入した英国の「Sideman」とは何者か?

英国で活動するYouTube集団「Sidemen」がベンチャーキャピタル事業に参入するそうです。7人のメンバーが合計で1億5000万人のフォロワーを持つこのグループは、既に複数の事業立ち上げに成功していて、英国で最も豊かなYouTuber集団だと言われていますが、その事業を更に広げるようです。

ファンド「Upside VC」の規模は2500万ドル(約38億円)。一見すると、単にYouTuberが投資事業を始めるという話に過ぎませんが、この動きは実は、メディア企業とベンチャーキャピタルの境界線が曖昧になりつつある、より大きなトレンドの一部と捉えるべきでしょう。

従来のメディア企業が収益源の多角化に苦しむ一方で、デジタルネイティブなクリエイターたちは投資事業という新たな収益源を見出そうとしています。しかし、この「メディアのVC化」は果たして持続可能なビジネスモデルとなり得るのでしょうか。

クリエイターからベンチャーキャピタリストへの転身


《Manabu Tsuchimoto》

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デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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