英国で活動するYouTube集団「Sidemen」がベンチャーキャピタル事業に参入するそうです。7人のメンバーが合計で1億5000万人のフォロワーを持つこのグループは、既に複数の事業立ち上げに成功していて、英国で最も豊かなYouTuber集団だと言われていますが、その事業を更に広げるようです。
ファンド「Upside VC」の規模は2500万ドル(約38億円)。一見すると、単にYouTuberが投資事業を始めるという話に過ぎませんが、この動きは実は、メディア企業とベンチャーキャピタルの境界線が曖昧になりつつある、より大きなトレンドの一部と捉えるべきでしょう。
従来のメディア企業が収益源の多角化に苦しむ一方で、デジタルネイティブなクリエイターたちは投資事業という新たな収益源を見出そうとしています。しかし、この「メディアのVC化」は果たして持続可能なビジネスモデルとなり得るのでしょうか。