「MERY」は、2025年11月に実施した「2025年のトレンドに関するMERYアンケート」の調査結果を発表しました。
Z世代が選んだ2025年流行トレンド10選
今回の調査では、全国の15歳から29歳のZ世代男女1,000人を対象に「今年流行ったと思うこと・もの」についてアンケートを実施し、その結果をもとに「2025年トレンド10選」を選定しました。
上位にランクインしたのは、劇場版「鬼滅の刃」無限城編第一章が全世界興行収入1,000億円を突破する歴史的快挙を達成したことや、中国発のデザイナーズトイブランド「POP MART」のキャラクター「ラブブ」が大ブームとなったことです。ラブブは香港のデザイナー「カシン・ローン」氏が手がけ、BLACKPINKのリサさんが火付け役となり、ついには約2,200万円で落札される事例も登場しました。
食文化では「麻辣湯」が2024年から継続してトレンドとなり、2025年にブームが加速しました。韓国で先行してブームを巻き起こしたことや、麻辣湯専門店舗の増加、「マツコの知らない世界」などのメディア特集が組まれたことが要因となり、街中では大行列を作る光景が見られるようになりました。
エンターテインメント分野では、劇場版「チェンソーマン レゼ篇」が興行収入約90億円に達する異例の大ヒットを記録し、年内に100億円突破の見込みとなっています。主題歌の米津玄師さんによる「IRIS OUT」は、グローバルチャートで歴代最高週間再生数を記録し、YouTubeでの再生回数は9,200万回に達しています。
音楽分野では、M!LKの楽曲「イイじゃん」がSNSでバズり、曲内のフレーズ「今日ビジュイイじゃん」がミームとして使用されるようになりました。SNSでの総再生数10億回を突破し、2025年の紅白歌合戦に初出場することが発表されています。
キャラクター部門では、2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が大ヒットし、関連グッズがすぐに完売するなどの社会現象を巻き起こしました。万博終了後も人気の高いキャラクターとして定着しています。
その他、オランダの写真家が公開したメンフクロウの赤ちゃんの写真「エッホエッホ」や、日本初の女性内閣総理大臣となった高市早苗氏、オーディション番組から誕生したガールズグループ「HANA」などもランクインしました。
2026年トレンド予測
MERY編集部とZ世代1,000人による2026年予測では、「シール交換・シール帳」「タイ」「薬膳・漢方」などに注目が集まりました。
「シール交換・シール帳」は、TikTokやリールなどのショート動画から話題となり、Z世代の幼少期の遊びとしてなつかしさを感じるコンテンツとして再燃しています。
「タイ」については、T-POPやタイドラマが日本・韓国を中心に人気が高まっているため、2026年はタイ旅行やタイ文化流入などのさらなる注目が予想されます。
「薬膳・漢方」は、2025年の麻辣湯や火鍋などの薬膳料理の注目を受け、「サプリや薬に頼らず、日常の中で体質を整える」という流れがさらに加速すると予想されています。健康志向のZ世代も多く、おしゃれな漢方ブランドの登場も追い風となっています。
その他、嵐の2026年春頃予定のコンサートをもった活動終了、AI技術のさらなる進化、VIVANT続編の放送、東京ディズニーシー25周年イベントなども2026年の注目トピックスとして挙げられています。
MERY Z世代研究所の取り組み
同社は「MERY Z世代研究所」を通じて、メディア事業における記事や各SNS、コミュニティ運営を通してリアルなZ世代との接点からインサイトを抽出し、クライアント企業やメディアに対して研究内容を発信しています。企業マーケティングの課題解決に活用されており、Z世代に特化した効果的なブランドコミュニケーション及びプロモーションをサポートしています。
今回の調査は2025年11月7日から8日にかけて、全国の15歳から29歳の男女1,000名を対象にインターネット調査として実施されました。




