マイクロソフトは、iOSとAndroid向けに提供しているブラウザアプリ「Edge」に、ニュースメディアのレーティングを提供している NewsGuard のデータを組み込みました。16日から提供されている最新バージョンに機能が追加されていて、日本語版からも利用可能です。

設定メニューの「ニュースの評価」という項目から「アドレスバーに評価を表示する」にチェックを入れると、アドレスバーの左端に、NewsGuardのレーティングがカラーで表示されます。残念ながら、現状では日本語のウェブサイトは対応していないようですが、「NewYorkTimes」など海外メディアでは確認できました。

「安全なブラウジングには、誤解を生じさせるようなコンテンツを避ける事も含まれます。NewsGuardをEdgeに統合することができ、とても嬉しく思います」とマイクロソフトのグループ・プログラム・マネージャーMarc Wautier氏は述べています。

メディアの信頼性を評価するNewsGuardとは?

NewsGuard はメディアの信頼性と透明性について評価をしている団体で、アルゴリズムではなく、訓練を受けたジャーナリストと編集者のチームがレーティングを行っているのが特徴。

「正確であると信じるニュース、情報、オピニオンを、基本的な透明性と説明責任を持って提供しているメディアはグリーンと評価されます。最低限の基準に満たないものはレッドと評価されます」とNewsGuardは説明しています。評価項目は9項目あり、それぞれに点数が設定されていて、合計が60点を下回るとレッドとなります。

信頼性
・誤ったコンテンツを繰り返し公開しない(22点)
・責任を持って情報を収集し提示する(18点)
・修正する場合は誤りを明確にする(12.5点)
・ニュースとオピニオンの違いを明確にしている(12.5%)
・詐欺的な見出しを避ける(10点)

透明性
・メディアの所有者と資金源を明示する(7.5点)
・広告は広告であると明示する(7.5点)
・利益相反の可能性を含め、関係者を明示する(5点)
・メディアの連絡先と、記事の執筆者に関する情報を明示する(5点)

NewsGuardの共同CEOであるSteven Brill氏はマイクロソフトとの提携発表の中で、「NewsGuardはジャーナリズムの問題にジャーナリズム的な解決法を提供します。私達は人々がオンラインで触れるニュースに対してより多くの情報を提供します。信頼性と透明性に関する9つのジャーナリズム的な評価基準を、完全に開示された、非政治的な方法で適用します。私達は、言論の自由を妨げるような、コンテンツブロックはしません。シンプルに、ユーザーに対してより多くの情報を提供します」と述べています。

NewsGuardはPCのChrome、Edge、Firefox、Safari向けのプラグインとしても提供されていて、こちらではGoogle検索などでリンクが表示されている段階で、評価をチェックすることができ、アクセス前に判断ができるようになっています。