産経デジタル、Taboolaとの戦略的パートナーシップを拡大し、 「Taboola フィード」と「Taboola Newsroom」を導入

ディスカバリープラットフォームを提供するTaboola社は、株式会社産経デジタルと2年の戦略的パートナーシップを結びました。

大手ディスカバリープラットフォームであるTaboolaは、プレミアムサイトやモバイルキャリアで、記事、ブログ、動画、商品、アプリを推奨する活動を行っています。Taboolaは、パブリッシャー、ブランドマーケター、パフォーマンスアドバタイザーが、ユーザーを自社サイトに留まらせトラフィックを収益化しオーガニックおよびスポンサー付きコンテンツと動画を配信し、良質なオーディエンスを獲得するために活用されています。

主なクライアントは、USA TODAY、Huffington Post、MSN、Business Insider、The Independent、Welt、L’Express、The Weather Channelなど。ニューヨークに本社を構え、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、ベルリン、マドリード、テルアビブ、ニューデリー、バンコク、サンパウロ、メキシコシティ、北京、上海、イスタンブール、ソウル、シドニー、東京に支社を置いています。

株式会社産経デジタルは、産経新聞社のデジタルメディア局を統合し事業会社へ移行。産経新聞グループ各媒体、自社オリジナルメディアのウェブサイト運営、ポータルサイトやモバイル端末などへのニュースコンテンツ配信を手がけています。

産経デジタルが運営する総合ニュースメディア「産経ニュース」、スポーツと芸能・エンターテインメントの総合サイト「サンスポコム」、産経プラスアプリで、Taboolaフィードを使い、ユーザーが記事、フィード内動画、プレミアムコンテンツなどにアクセスできるようになります。ユーザーが興味を持ちそうなパーソナライズされたコンテンツ、動画をスクロールして閲覧することでパブリッシャーのサイトにエンゲージするように促すといいます。

産経デジタルは、Taboola Newsroomの分析とA/Bテスト機能も活用して、編集チームがコンテンツのパフォーマンスに関するアクション可能な分析とデータにリアルタイムでアクセスできるようになるといいます。編集者やライターは、見出し、サムネイル、ストーリーの配置のパフォーマンスをリアルタイムでテストできるようになり、ユーザーが最も読みたいと思っている話題を発見し、時間の経過とともに編集・コンテンツの最適化ができるようになるとしています。編集者はTaboolaのネットワークから注目が集まっている話題に関する独自の分析を確認することもできます。

産経デジタル取締役の土井達士氏は「弊社のコンテンツ戦略に基づき、ジャーナリストにわかりやすく、活用しやすい形でデータ分析を提供するTaboolaの高度な機能に大変期待しています。Taboolaはこれまでのパートナーシップで弊社のコンテンツイニシアチブへ確実に貢献しているため、今後のさらなる提携にも大いに期待しています」とコメントします。

Taboolaの創設者でCEOのアダム・シンゴルダ氏は「日本で影響力を持つ新聞社である産経と提携し、顧客に合ったフィード体験を作成するとともに、Taboola Newsroomで編集チーム向けにデータとリアルタイムのテスト機能を提供することを光栄に思います。11年間、弊社はユーザーが新しくて面白いものを発見するための支援を中心に行ってきました。この活動を産経のような大手メディア企業と共に実施していけることは本当に素晴らしいことです」とコメントします。

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Nakashima Takeharu
Nakashima Takeharu
「佐賀経済新聞」編集長。県内で開催のアジア最大級の熱気球大会では広報・メディア対応とネットコミュニケーションを担当。

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