スマートニュース、子会社「スローニュース」を設立…「調査報道支援プログラム」を始動

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スマートニュース株式会社が3日、調査報道を支援するため、子会社「スローニュース株式会社」を設立したことを発表しました。

「スローニュース社」設立の背景

スローニュースは、ジャーナリズムの分野で特に重要視されている「調査報道」と、それを支えるジャーナリストやメディアの活性化を目的に設立されました。その最初の取り組みとして、「調査報道支援プログラム」がスタートします。

調査報道とは、報道機関やジャーナリストが独自の調査によって問題を発掘する報道の手法です。かつてのウォーターゲート事件報道や田中角栄金脈研究のように大きな社会的影響をもつ一方、時間や費用がかかることから近年ではその取り組みが難しくなりつつあります。

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「世界中から良質な情報を必要な人に届ける」というミッションをもつスマートニュースは、もっとも良質な情報の一つである調査報道を継続的に生み出すエコシステムをつくることを目指し、スローニュースを設立しました。

調査報道支援プログラムとは

「調査報道支援プログラム」とは、スローニュースが調査報道に取り組むメディアベンチャー、NPOなどの団体や個人に対して、取材活動にかかる費用や作成したコンテンツの配信などに協力、支援する取り組みです。

【 想定される支援対象 】

  1. メディアベンチャーならびに独立起業を目指すジャーナリストグループ、NPOなどの団体
  2. フリーランスライター、ビデオジャーナリスト、研究者など調査報道に取り組む個人
  3. 新聞、テレビ、出版、ネットメディアなど既存メディアによる調査報道への取り組み

支援対象の選考は、取り組むテーマの社会的インパクトや取材体制といった複数の基準をもとに、スローニュースが審査。今後は広く公募することも検討しているとのことです。

第1期プログラムの参加ジャーナリスト・団体は下記のとおり。今後、それぞれが独自に取材記事を発表していく予定です。

フロントラインプレス合同会社
メディカルジャーナリズム勉強会

スローニュース社では、今後も調査報道活性化を目的に、その他の取り組みも実施していくとしています。

スローニュース代表コメント

<スローニュース代表 瀬尾傑氏コメント>
「ニュースやメディアの信頼が問われるいまこそ、独自の視点による調査報道の必要性はますます高まってきています。一方で、取材に時間と費用がかかる調査報道を生み出してきたビジネスモデルは大きな変化を強いられています。スローニュース社はジャーナリズムを支える新しいエコシステムをつくることを目的にしています。独立したジャーナリストやメディアベンチャーはもちろん出版社や新聞社による独自調査を支援していきたいと考えています」

【スローニュース 会社概要】
商号:スローニュース株式会社[英名:SlowNews, Inc.]
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル2F
設立日:2019年2月1日
事業内容:ジャーナリスト、ジャーナリズムメディアの支援、育成
代表者名:瀬尾 傑