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動画メディアのC Channel、異例のTOKYO PRO Market上場へ・・・直近時価総額は約240億円

元LINE社長の森川亮氏が2015年に創業し、動画メディアの雄として多額の資金調達を行ってきたC Channel株式会社がTOKYO PRO Marketに上場申請をしたことが明らかになりました。

TOKYO PRO Marketはその名の通り、資格を持つプロ投資家のみが参加する市場で、上場が容易な一方で、流動性は少なく、資金調達も難しいとされています。C Channelのように多額のベンチャーファイナンスを行ったきた企業の出口としては極めて異例です。

開示された資料によれば、C Channelの2020年3月期の第3四半期までの業績は、売上高が57億5100万円、営業損失が11億3200万円。売上高は12ヶ月換算では前年を上回っていますが、引き続き大きな赤字を計上しています。

セグメント別に見た事業の主力はeコマース事業で、売上高は52億5700万円。次いでメディア事業が13億9400万円、海外事業が8000万円という構成(2019年3月期)。インフルエンサーの獲得や、動画メディアによって獲得したユーザーを、子会社のマキシムを通じて展開しているECでマネタイズしているというのが核のようです。

展開しているブランドは人を軸にした「KOBE LETTUCE」「Isn’t she?」「N WITH.」や、動画コマースを軸にした「BELL PALETTE」があり、「KOBE LETTUCE」では自社サイトだけでなく楽天やZOZOTOWN、リアル店舗での販売も行っているようです。

国内F1層を中心に月間3000万回以上、84万時間の再生がされている「C CHANNEL」を中心にしたメディア事業では、ネイティブ動画広告、純広告/アドネットワーク、イベント開催(1社単独2日間で500万円から)、サンプル販売、動画制作などがビジネスモデルです。

また、「C CHANNEL」に所属するクリッパー(インフルエンサー)を活用した事業では、自撮りレビュー動画投稿、商品モニター、イベント登壇、メディア出演などを提供しているとのこと。

大株主は、ソフトバンクが筆頭株主で28.04%を所有。以下、創業者の森川亮氏が資産保有会社等で20.7%、ジャフコが8.59%、取締役の三枝孝臣が7.24%、トランス・コスモスが4.51%、中国のLegend Capitalが3.33%、B DASHが2.16%などとなっています。

上場に先駆けて、3月25日に7億円をソフトバンクなどから調達しています。また、TOKYO PRO Marketの上場に先立って、VC等が所有していた優先株は普通株式に転換されています。ただ、上場時には公募も売出しも行われないようです。

上場時の想定時価総額は公募も売出しもないため不明ですが、3月25日の第三者割当増資は1株あたり80万円で、翌26日に1000分割をしていますので、1株あたり800円となります。これを発行済株式数で掛けると約237億円となります。

マザーズでも市況の悪化に伴い上場を取りやめる企業が頻発している状況ですが、TOKYO PRO Marketへの上場で、既存の投資家はどのようなEXITを描いているのか注目されます。

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Manabu Tsuchimoto
Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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