グーグルは自社の透明性レポートの中で、2020年10月から12月までの第4四半期にYouTubeのコミュニティガイドラインに抵触して削除されたチャンネル、動画、コメントの統計を更新しました。削除されたチャンネルは約205万件、動画は932万件、コメントは9億件という結果となり、動画数とコメント数は前年同期比で増加傾向にあるようです。また、国別の動画削除件数も集計されており、日本は約5万件で30位となりました。
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YouTubeのコミュニティガイドライン
YouTubeには公開することのできないコンテンツを定めたコミュニティガイドラインが存在します。このガイドラインによれば、ポルノ、暴力の誘発、ハラスメント、ヘイトスピーチが主な例として禁止されています。毎日数え切れない数のコンテンツやコメントが投稿される同サービス上では、独自に定義されたフラグと呼ばれる識別子を利用することで、禁止かそうでないかを分類しているようです。このフラグ付けの作業は、自動フラグ付けシステム、Trusted Flaggerプログラムメンバー、一般ユーザーからの3つを組み合わせることで運用がなされ、スピードと精度を両立させています。