ベライゾン、「ヤフー」や「AOL」などメディア資産の売却検討か

米通信大手のベライゾンが、「ヤフー」や「AOL」を含むベライゾン・メディア・グループの売却を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じました

売却先として名前が挙がっているのはPEファンドのアポロ・グローバル・マネジメントですが、売却プロセスのどの段階にあるのかは明らかにされていません。売却額は40~50億ドルになる可能性があるということです。

ベライゾンは2015年にAOLを44億ドルで買収、2016年にはヤフーの中核資産を48億ドルで買収し、Oathというブランドで統合しました。その後、ベライゾン・メディア・グループとブランドは変更されています。ただ、買収後の業績は順調とはいえず、2019年には約1000人のレイオフを行っていて、売却が囁かれていました。

2019年9月には「Tumblr」をWordpress.comを運営するAutomatticに売却。2020年11月には「ハフポスト」をバズフィードに売却する事が明らかにされました。この売却にはベライゾンがバズフィードの少数株主になるという取引も含まれていました。

ベライゾン・メディア・グループの資産にはポータルサイトの「ヤフー」やその一部である「ヤフーファイナンス」などの専門サイトや、「ヤフーメール」のようなツール郡、もととも「AOL」の一部であった「TechCrunch」や「Engadget」「Autoblog」などの専門メディア、関連する広告ビジネスなどが含まれます。

21日に発表された第1四半期の業績によればベライゾン・メディア・グループの売上高は19億ドルで前年同期比10.4%増で、大きく落ち込んだ広告ビジネスは前年の下半期から回復が続いている事が示されていました。

ベライゾンとしては決して中核とは言えないメディアビジネスを売却することで、今後も多額の投資が必要となる5Gに振り分ける狙いもありそうです。

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Manabu Tsuchimoto
デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。

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