ここ数十年の新聞社の収益減少はグーグルやフェイスブックなどによるデジタル広告拡大が原因とする主張に対して、グーグルは、委託したアクセンチュアのレポートをもって反論しました。レポートでは、2003年から2019年の間に西ヨーロッパ全体の新聞社収益が38%(162億ユーロ)減少し、減少分の中で案内広告(三行広告)の収益が44%(72億ユーロ)減で最も寄与が大きいと述べられています。この案内広告の収益減少は、eBayやRightMoveなどオンライン上で専門事業を営むピュアプレイサイトの台頭によるものであるとレポート中で表現されており、グーグルは批判の矛先を上記のピュアプレイサイトへ向けたいねらいがあるようです。
