プロスポーツチームで日本初の上場、琉球アスティーダ・早川社長に聞く「アスティーダプラットフォーム」とは・・・特集「熱いコミュニティの作り方」

2021年5月の特集は「熱いコミュニティの作り方」。メディアにおけるコミュニティは常に様々なチャレンジがなされる領域ですが、成功事例は少ないのが実情。どのようにユーザーに寄り添い、一緒にメディアを作り上げていくのか、先駆者に聞きます。

2018年に創設された日本初のプロ卓球リーグ「Tリーグ」に所属し、3年目にして優勝を飾った琉球アスティーダ。今年3月にはプロスポーツ運営チームとして初めてTOKYO Pro Marketへの上場も果たしました。

琉球アスティーダは単なるスポーツチームではなく、地域を発信するプラットフォームを目指しているそうです。首相も務めた羽田孜氏の秘書も経験したという異色の経験を持つ、琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 代表取締役の早川周作氏に話を聞きました。

早川周作
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社
代表取締役

―――これまでの経歴を教えてください

早川: 19歳の時に親父が会社を潰しまして、新聞配達をしながら明治大学の夜間を卒業しました。学生時代から起業をして25歳まで続けました。その後、2年半ほど、羽田孜の秘書をして、28歳の時に衆議院選挙に立候補しました。親父が会社を潰したような人間は世間になかなか相手にされないという経験から、「弱い者、弱い地域」に光を当てたいという思いがありました。残念ながら選挙は落選してしましたが、また企業経営に戻りました。

ちょうど落ち着いた頃に東日本大震災があり、それを契機に沖縄に移住、東京と往復しながらベンチャー支援や大学での講義などをやっていました。そんな折に、松下浩二(元卓球選手、後にTリーグ チェアマン)という大学の先輩に呼ばれて「5歳で始めて、15歳でメダルを穫れる可能性があるスポーツがある。貧富の格差が激しい沖縄でも、お金を掛けずともチャンスを掴める卓球は面白くないか?」と誘われたんです。

今までやってきた事とも通じますし、これは面白そうだと二つ返事で引き受けたんです。

―――既にチームの原型があったのですか?

実業団に琉球アスティーダというチームがあり、福原愛さんの旦那さんの江宏傑選手らが所属していました。これは松下さんが立ち上げたチームなのですが、これをベースにプロ化をしたいという話がありました。ただ、話を進めていくと、実業団とプロでは世界が違い、なかなか話がまとまらず、結局のところプロチームは1から立ち上げる事になりましたが、名前は継承する事になりました。

―――3年目にして優勝しました

ゼロからのスタートでしたが、江選手は実業団と掛け持ちという事で参加してもらえました。初年度は苦戦しましたが、卓球、スポーツで勝てるチームとは何かを徹底的に掘り下げました。他のチームの選手も含めて、勝った時・負けた時の表情、試合前の練習、試合後の対応、挨拶の仕方、色々な事を分析して、果たして強い選手とは何かを考えました。それは人として信頼できる選手であり、同時に「強い選手・強い地域に光を当てるのではなく、弱い選手・弱い地域に光を当てる」という自分たちの使命に合致する姿とは何なのか、を考える作業でもありました。

そうした見極めの中で、能力はあってもチームに相応しくない選手には去ってもらって、自分たちの考えと一致する選手を集めていきました。各選手とも食事に行ったりして、膝を突き合わせて話すようにしました。3年目にはパリ世代の優秀な選手を獲得できた事も手伝って、優勝する事ができました。

―――上場もされました。どんな姿を目指しているのでしょうか?

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浜崎 正己
浜崎 正己
メディアの立ち上げと運用を支援する(株)メディアインキュベート の代表。1988年千葉県生まれ。Twitter : https://twitter.com/masaki_hamasaki

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