ロイターの報道によると、パリ商事裁判所は19日、iPhoneメーカーのアップル(AAPL.O)が同社のApp Storeにアクセスするためにフランスのアプリ開発者に独占的で不公正な商業条項を課しているとして、100万ユーロ(約106万ドル)余りの罰金を科す判決を言い渡しました。
同社は最近、EU域内で代替アプリストアの利用を認めると発表しました。これにより同社はデジタル市場法(DMA=Digital Markets Act)に準拠し、アプリ開発者が代替アプリストアを利用できるようになりました。これでアプリ開発者は、アップルがアプリストアでの取引に課す30%の手数料を回避することができるようになりましたが、同社は自社のポリシーに変更を加えてはいません。本件については、引き続きEUとの裁判で協議されます。