昨年11月の中間選挙で東部ニューヨーク州で民主党の現職候補を破って、初当選したジョージ・サントス下院議員。選挙期間中に示していた学歴や大手金融機関での勤務歴、動物保護団体の設立などが全てでたらめだった他、ブラジルの捜査当局が過去に詐欺事件の容疑者として捜査を行っていて、それが再開される事までが明らかになりました。
ただ、それが明るみに出たのは選挙後のニューヨーク・タイムズによる報道を待たなくてはなりませんでした。
サントス氏は、大卒ではないのに大卒と偽り、ゴールドマン・サックスやシティグループでの勤務も「直接勤めたことはない」と認め、さらには先祖がユダヤ人であり母親はホロコーストで死んだと嘘を付き、動物保護団体を設立し「2400頭のイヌと280匹のネコを救助した」というのもでたらめであることが判明しました。15回も行われた事が話題を集めた下院議長選の投票では民主党議員から「うそつき」とヤジを受ける場面もあったそうです。