データ・ワンがリテールメディア事業でPPIHグループ、伊藤忠商事らと協業 

株式会社データ・ワンが、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)、株式会社カイバラボ伊藤忠商事株式会社株式会社ファミリーマートとリテールメディア事業で協業すると発表しました。

協業の背景

近年、小売企業が実店舗で得られたデータを活用し、消費者のニーズに合わせた広告配信等を行うリテールメディアが注目される中、データ・ワンは株式会社ファミリーマートの購買データ等を用いて、大手メーカー100社超のデジタルマーケティング活動を支援してきたといいます。

その一方で、PPIHおよびカイバラボは、デジタル戦略としてmajicaアプリを通じた顧客接点の強化と、新たな顧客体験の提供を推進。majicaアプリを通じたお客さまとの「オンライン接点」と国内610店舗の店内における購買導線上の「オフライン接点」、そこから生まれる「データ」を自社のみではなく、取引先向けの広告・販促ソリューションとしての活用を目指しているとしています。

また、伊藤忠商事およびファミリーマートはリテールメディア事業の創出を目指していることから、関係各社の目指す方向性が一致。今回、データ・ワンは、PPIH、カイバラボ、伊藤忠商事、ファミリーマートと各社の保有するデータおよびメディアを連携させ、リテールメディア事業を加速することを目的に協業の覚書を締結するに至りました。

【協業のイメージ】

協業の内容

データ・ワンが保有するファミリーマートのファミペイ等のデータとPPIHグループのmajica会員データ(会員数 約1,100 万人)を掛け合わせることで、両社の持つ「会員データ」と「取扱商品数データ」を拡充し、大規模かつ効果的な広告配信の基盤を構築。お客様の興味や関心により合致した情報提供を行うとともに、メーカー等の広告主にとってより効果的な広告配信を実現します。

さらに、ファミリーマートにて展開する国内最大級のFamilyMartVisionとPPIHグループ(DS、GMS)で導入を強化している店内パネルサイネージを連携させることにより、広告の相乗効果の検証や新たな広告商品の開発も推進するとのことです。

【FamilyMartVision】

【PPIHグループ店内パネルサイネージ】

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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