株式会社日本データ取引所、フラー株式会社、及び株式会社オズマピーアールが、データセクション株式会社が集計したTwitter投稿データとフラー株式会社が提供したスマホアプリデータを活用し、デジタルメディアのTwitter上での影響力とスマホアプリの利用状況を調査しました。
デジタルコンテンツがWEB・SNS・アプリなど、様々な場所で接触され、さらには、日々新たなメディアが生まれてくるなど、日本国内のメディア環境は、歳を重ねるごとに複雑化しています。
本調査は、その動向を改めて俯瞰し、生活者に対するデジタルメディアの影響力・接触状況を理解する目的で実施されました。
■2018年Twitter上で話題になったWEB記事の特徴
- 1位の記事はBuzzFeedの「#おじさんかJKかバレちまう診断」。複数回ツイートされ、都度話題になった。
- livedoor NEWSの記事が上位を独占。Yahoo!ニュースは、事件事故・訃報・政治など、より時事性の強いものが多く、2大ポータルサイトで人気となる記事の傾向に差がある。
- 誰もが知っているマスの話題にニッチな切り口で切り込んだ記事が話題になりやすい。
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■2018年Twitter上で話題になったメディアと活用されたメディアアプリの特徴
- Twitter・スマホアプリ共にYahoo!ニュースの影響力はいまだに圧倒的か。
- Twitterでは、即時性の高いニュースメディアや、共感を生みやすいカルチャー系メディアが多い。
- スマホアプリでは、Twitter同様にニュース系のメディアが強いものの、カルチャー系メディアは無く、代わって美容・女性系のメディアが登場している。「自分に役立つ」情報が求められている傾向か。
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【調査概要】
①WEWBメディアのTwitter影響力調査
調査対象:Twitterデータ(10%)
調査会社:データセクション株式会社
調査期間:2018年1月1日から2018年11月1日
分析方法:期間中のTwitter投稿データから、該当する対象約1,600件のWEBメディア、ニュース記事のドメインを含む投稿約6.4億件を抽出し、上位10万位までを集計、分析。
②スマホアプリのメディア活用調査
調査対象:スマホアプリの実利用データ(サンプルユーザー数・約3万)
調査会社:フラー株式会社
調査期間:2018年1月1日から2018年10月31日
分析方法:アプリ分析platform「App Ape(アップエイプ)」で蓄積するスマホアプリデータから、メディアアプリの各月の月間利用者数を合算。利用者が多かった約160アプリのデータを分析。