おはようございます、Media Innovationの多賀です。「アカウント」のことを「垢」と呼ぶネットスラングがありますが、Wikipediaには「アカウント」としての用例も載っていました。いずれ国語辞典などにも載るのでしょうか。スラングなどが日本語として定着していく様子を観測できるのは興味深いです。
「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。
目次
4月2日の注目記事チェック
まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。
DiscordがClubhouseのような音声イベント用チャンネルの提供を開始 (TechCrunch)
ゲーム特化のコミュニケーションツール「Discord」に、Clubhouseのようにスピーカーがリスナーへ一方的に話しかける機能「ステージチャンネル」を追加されました。Discordは、Clubhouseのようにブラウジングして部屋を探すというより、既存のコミュニティ内での通話等に使われることが多いため、「Clubhouseのライバル出現!」とは少し違いそうです。開発者とのAMA(Ask Me Anything)やコンベンションなどを行うのに便利な機能とのこと。
Facebookでクリエイターへの収益支払い不足・・・「技術的な問題」と説明 (The Verge 英文)
Facebookでは、YouTubeなどと同じように、動画クリエイターへの収益分配システムがありますが、複数のクリエイターが「予想外に不足した」収益を受け取ったことを訴えていました。Facebookは「技術的な問題を解決した」として、既に不足分の支払いを通知していると説明しましたが、収益分配システムがあいまいなことや、問い合わせに対し返答がなかったことについて批判の声が挙がっているようです。動画クリエイターにとっての収入源はもちろん動画の再生回数にかかっており、不安定なものなので、こういった問題によってクリエイターからの信頼を一気に失う恐れがあります。リスク回避のため、YouTubeなど、他のプラットフォームと掛け持ちをしているクリエイターが多いようです。
米グーグル、EUのフェイクニュース対策基金に2500万ユーロ拠出へ (ロイター)
Facebookの幹部、「二極化はアルゴリズムのせいではない」と長文Mediumで擁護 (ITMedia)
4月2日のMIオススメ記事
ここからはMIに掲載された記事を紹介します。
テック企業によるニュースへの支払いは本当にメディアのためになるのか?【会員限定】
GoogleやFacebookといったプラットフォーム企業がニュース出版社へ記事の使用料を支払う契約を結ぶ動きは、世界的に広まっており、MIでも何度も取り上げています。しかし、実際に交渉を結べているのは大手出版社であることが多く、小規模のローカル出版社とプラットフォーム企業の公平に繋がっているとはまだ言えないのが現状です。ローカルのジャーナリズムが衰退し、「ニュース砂漠」が進むことの弊害は、社会のジャーナリズム以外の部分にも発生してしまうという指摘です。
神戸新聞社がサブカル、エンタメ特化の総合情報サイト「よろず~ニュース」を開設・・・グループのデイリースポーツが運営
日経グループのオンラインイベントを一覧できる「NIKKEI LIVE」開設
ヤフー、サービス開始25周年を記念してYahoo!ニュースの過去5年間で関心を集めたトピックスをピックアップ
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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!
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