凸版印刷株式会社が、株式会社ラディウス・ファイブと協同で、1枚の写真からフォトリアルな3Dアバターを自動生成できるサービス「メタクローンアバター」を開発したことを発表しました。同社は、利用シーンを拡充することで、2023年度までに関連受注含め約50億円の売り上げを目指すとしています。
「メタクローンアバター」開発の背景
このサービスでは、「メタクローンアバター」に自分自身の顔写真を1枚アップロードすれば、入力した身長と体重の情報を元にフォトリアルな3Dアバターを自動生成することができます。
3Dアバターの自動生成には、GAN(敵対的生成ネットワーク)などのAI技術を利用しており、低解像度の写真データからも3Dアバターの作成が可能。また、架空の人物の顔写真を自動生成する事で、肖像権フリーの3Dアバターを利用する事もできるといいます。
凸版印刷によると、これまでのフォトリアルな3Dアバター製作では、CGクリエイターや機材、長期間に及ぶ制作工程などコストが高くなるため、利用者本人を模したアバターは少ないといいます。
凸版印刷ではAIおよび3D復元技術を組み合わせることで、これらの課題を解決し、簡単にフォトリアルな3Dアバターを生成できる「メタクローンアバター」の開発に至ったとのことです。
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