11月に破産した仮想通貨取引所のFTX。同社と兄弟会社のアラメダ・リサーチは放漫経営の後に、顧客資産に手を付けていた事が明らかになりましたが、そうした実態が明らかになる前、同社と創業者のサム・バンクマン=フリード氏は時代の寵児と見做され、民主党の大口寄附者となるなど「効果的利他主義」を掲げ、各方面に多額の資金を投じていました。
既に、仮想通貨メディアの「Block」を前代表が買収する際の資金を提供していたことや、Semaforの数%の株主となる権利を持っている事を伝えてきましたが、他にもまだあるようです。アクシオスによれば、非営利で調査報道を行うProPublicaや、中国の仮想通貨メディアBlockBeats NewsやOdaily Newsにも投資。さらにReliable SoucesによればVox Mediaにも資金提供していたそうです。FTXが破産手続きに入っていることもあり、各社は返金する意向のようです。